めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
見本は必要?!(イエス)
先日の高校での先生方対象の研修会、本当に楽しく(少なくとも自分は…笑)今だに余韻に浸っている。というわけで今日の記事も研修会時に先生から出された質問について書いてみる。若くていかにも熱意がある!という雰囲気の男性教諭からこんな質問があった。「小論文を生徒に書かせるときに、もちろん最初に書き方などを説明します。が、さらにプラスアルファとして小論文の見本を配った方がいいですか?」と。個人的意見として聞いてほしいと、前置きをして「はい、配った方がいいです。実際、国語塾でもプロが書いた見本の文章を複数、生徒に配ります。さらには目の前の問題集や教科書を開かせて具体的に文章の型を説明したり実感させたりしています。やはり見本を見ることによって先の説明を実感できるからです。」と答えた。見本がなくてもサラサラ書ける子もいるだろうけれど、果たして内容は?となる。ネタに困らずに上手に書けるタイプにとっても見本の文章の存在はありがたいもの。また、全く書けなくてどうしていいか分からないという生徒にとっては見本は必需品となる。理由は①見本を見ることによって先生が説明して下さったであろう内容を実感できる②真似しながらでもいいので書く練習ができる。③後日に何度でも「正しい文章」を見直しができる、この3点が大きな理由。自分自身が小論文授業を高校時に受けたときは残念ながら見本はなかったけれど、大学の卒論を書く段階ではゼミの教授ご自身の卒論をお借りして文章構成など参考にさせていただいた(一言でいうと真似をした)。おかげで本当に楽に?進めることができ、あの見本がなかったとしたら一体どうやって何十ページの論文をまとめることができようか?と言いたい。資料を準備するには膨大な手間暇がかかるけれど(まずは見本となる文章を探す、それらを生徒分コピーする)手間暇以上の価値があると信じている。ちなみに今日の授業で使うべき見本の文章はすでに準備済み!
2017/08/01 01:41
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