めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
題名が先か?
去年に続き、今年も新聞コンクールに応募しようと大張り切りの6年生女子2名。前回は2人で協力して新聞を仕上げて北海道のコンクールに初出品したところ見事入賞し、今年も同じように2人で共同で書き上げる予定だ。前回はかなりの応募数の中からの入賞で、当然今年も入賞、できることならば去年よりも上の賞を取ってほしいと心の中で呟きながら応援している大人たち。保護者の方から「新聞のタイトル、題名などを先に決めてから記事を書いた方がいいですか?」と聞かれ「結論を言うと子供たち2人で記事を書いた後に題名を決めた方がいいのでは?」と答えた。基本的に題名が先でも記事が先でもいいと思うし人によって違うだろうが、今回は先に題名を決めることによって制約がかかりそうだったので、後の方がいいと答えた。というのも今は彼女たちは自分たちで某分野の専門家に沢山インタビューを終えている段階、これからインタビュー時のことを思い出しながら一番伝えたいことや印象に残ったことをまとめる作業に入っていく。ある意味先に「題名(タイトル)」という制約を設けることによってピックアップするほうが楽といえば楽だが、そうすると折角の彼女たちの自由な発想や感想が封印されてしまうと思うのだ。また、題名(タイトル)は内容をきちんと表しつつもインパクトがあることが必要→要熟考なので、時間が許すならば急いで決める必要はないと思う。ちなみに自分自身がブログを書く時は「題名(タイトル)」を書いてから記事を書く時もあるが、大半はブログを書いてから「題名(タイトル)」を決めている。そういえば最近の新聞記事で「おおっ」と思ったタイトルは十勝毎日新聞に掲載された「うん、このドリルはいいね」だ。うんこ漢字ドリルが本屋さんですごい勢いで売れているという記事についたタイトル。「うん、この」≒「うん(賛成)、このドリル・・・」「うんこ」と二通りにかけており、さすがだとうなった。
2017/07/15 13:18
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