めむろ国語専門塾
- ブログ
小さな国語塾のつぶやき
大切な3点
最近、添削の仕事が相次いでおり、それらの仕事を通じて気づいたことを紹介する。文章上達の秘訣は次の3点、①第三者に読んでもらい、添削してもらう。②自分自身の中で結論が出ていない、出ないテーマで意見文を書く時は書き方を工夫する③②とは逆にAかBかについて論じるときは自分の立場をはっきりとさせて、首尾一貫する。①に関して言うと、主語と述語、表現がおかしいところをチェックしてもらえるというのが一番の理由。先日、某生徒が「先生の背中を走るのが好きでした」と書いており、思わず「あの・・・亀の親子じゃないんだから(笑)。どうやったら先生の背中を走れるわけ?踏みつけるの?怖すぎ~」と突っ込み、生徒と二人で大笑い。本人としては「先生の背中を見ながら、走ることがが好き」と言いたかったらしい。②は「なぜ生きる?」「なぜ勉強する?」「なぜ自殺はだめか?」といったようにテーマが大きすぎて、自分の意見があまりまとまっていないという場合。自分自身で分かっていないからこそ、そのモヤモヤ感を意見文として書きたいという気持ちがある場合は「問題提起型」で書くことを勧めている。「○○〇に対して皆さんは疑問に感じたことはありませんか?僕(私)は・・・で、はっきりとした答えが出ません。出ないからこそ自分なりに考えてみます。結論は、答えはやはり出ないけれど、だからこそ○○〇をやめるのではなく、頑張って続けます。自分から逃げたくないので。」といった感じか。③は簡単そうだが、意外と書いているうちになぜか結論が違ってるというパターンが多い。例えば本人は「AとBではAがいいと思います。なぜなら・・・(↼ここまでは順調)。ところが、「確かにBにもこんないいところがあります・・・。だから結局はAもBも両方それぞれいいです。」と終わるという事例が多い。①に関しては適任者が見つからないこともあるだろうが、②③に関しては自分で今から意識することによって大幅改善可能。ファイト!
2017/07/14 11:49
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です