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小さな国語塾のつぶやき

夏期講習

先日、有名芸能人がガンで亡くなり追悼番組などの特集がテレビで組まれたようだ。それだけで済めばよかったのだが・・・、その方の治療方針について様々な意見が出ているようで、正直言って「もしも~たら、れば」はないのだから、そっとしておいてあげればいのにと思うと同時に、近藤誠医師が提唱する“がん放置理論”を思い出した。近藤先生の主張は「がんの手術は寿命を縮めるだけ、抗がん薬は効かない、検診は無意味、がんは本物とがんもどきに分かれる」というもので、それに対して「近藤理論を信じて、折角早期で発見できたがんを進行がんにしてしまう患者が後を絶たないという」専門家も多数いる。どちらが正しいかは分からないし、おそらくどちらも正しいのだろう。つまりケースバイケースで、大切なのは自分自身で正しい選択をすることか。やたら、前置きが長くなったが、自分自身が正しい選択をすることが大切だということは夏期講習にも当てはまる。通塾している教室において「夏期講習は絶対に受けるべき、年間カリキュラムに取り込まれている」と強制されるならば、ある意味迷う必要がないが(?)、自分の意志で夏期講習を受けるかどうか?さらには何科目受けるか?などを決めるときは慎重にすべき。なぜなら夏休みという貴重な時間と、お金を無駄にしてしまうからだ。すべての人に合う塾や先生はいない、他人にとってベストの選択が自分にとっては最悪の選択ということがしばしば起こりうるのだ、まさに病気治療の方針を決めるのと同様である。夏期講習をどうすべきか?で迷ったとして、自分が通う塾の先生に相談した場合にあらゆる科目、高額なコースを問答無用で勧められたとしたら・・・その場合は「単なるもうけ主義」の可能性があるので別の人間に相談するのが良いだろう。熱心に生徒の弱点を洗い出したうえで勧めてくれるならばもちろんGo!

2017/07/09 04:08

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