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小さな国語塾のつぶやき

対比・・・

国語においては①対比②言い換え③因果関係、この3点は基本的な構成。社会的生活においては「比べる」ことはよくない場面もあるが(例えば兄弟間で比較するなど)、国語では対比は不可欠。例えば「国語という教科は難しい」という意見文を書く時に、ただ単につらつらと「・・・だから難しい」「○○だから難しい」と書くよりも「数学と比べて…な点において国語は難しい」といった風に書くと読み手に取って分かりやすく、しかも納得しやすくなる。つまり同等の別物を比べるという手法。プロの物書きの人たちはそういった基本的な原則を知っているからこそ、論説や説明文では二者を対比させて論を進めている文章がほとんど。小説などでも「主人公」対「キーパーソン」、「前半」対「後半」などなどの対比構成になっている場面がテストやテキストに用いられる。さて、先ほど実生活では「比べる」ことはよくないこともある…と書きながらも人間は感情の生き物。ついつい無意識のうちに比べてしまう。昨日、知人(決して友人ではない!)から「7月〇日と△日はどおですか?」というシンプルなメールがきた。こちらの職業を知っているため、日中は暇だと思っているらしく「時間の指定なし」「どうですか?がどおですか?」になっている、そもそもが相手にお願いごとの提案ならば「いかがでしょうか?」とすべきでは?などと内心で突っ込みを入れ、少々(いやかなり)気分が盛り下がった(それが証拠にまだ返信していない)。そのメールの後に、逆にこちらから生徒さんの親に日時の提案、相談のためにメールを送った。こちらとしては「この日ならば何時でも大丈夫」という意味で「〇日、△日、□日ならば都合がつきます。」とメールしたところ、すぐに「〇日なら大丈夫です。3時~は・・・なので午前中か午後の早い時間にお願いしたいです。」といったご丁寧なメールが届いた。おおっ、素晴らしい~~~と、数分前のモードが下がるメール内容との真逆さに感激した。ある意味モードが下がるメールのおかげで保護者様のメールがいつも以上に光って見えた(苦笑)。対比ってインパクトがあるなあと実感する出来事であった。

2017/07/02 01:42

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