めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
モチベーション
「子供たちが読書感想文を2本書く気になっています」という連絡を保護者から受けた。もちろん大賛成で、文章添削などの協力は惜しまない。保護者が子供達に複数のコンクールに出してみないか?と打診したところ、その気になったらしい。親子ともにやる気があって本当に偉いなあとつくづく思う。保護者の名誉のために書くが、決して「コンクール入賞」が第一目的ではなく①コンクールに出す、もしかすると評価されるかも?という目標を持たせることによって子どものやる気を引き出す②じっくりと本を読んで考えたり文章を書く機会を増やしたい、という思いがメインである。その頑張りの先にコンクールで入賞するかも?がある。さて、以前に某画家が「自分の弟子が無断でコンクールに出品し落選した・・・どうせバレるのだからコソコソするのはおかしい、しかも純粋に絵を描きたいという気持ちが大切で入賞がどうのこうのはおかしい!!」と憤懣やるかたなしといった感じで力説していたが・・・そう思えるのはさまざまな経験と時間が必要だと内心つぶやいた自分。例えば、「なぜ勉強するか?」という問いに対しては人生半ばともなると「自分を向上させるため」と堂々と答えるが、若かりし頃は「志望校に合格したいから」と悪びれずに言っていたし、それが悪いとは今でも思っていない。きれいごとではなく、まずは目先の分かりやすい目標を持つ方が頑張るモチベーションになると思う。
2017/06/30 14:29
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