めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
メンタル
「将棋の史上最年少棋士で、デビュー戦以来無敗の藤井聡太四段(14)が26日、東京都渋谷区の将棋会館であった竜王戦決勝トーナメント1回戦で増田康宏四段(19)に勝ち、歴代単独1位となる29連勝を達成した。藤井四段は、神谷広志八段(56)が1987年に達成した公式戦連勝記録の28を30年ぶりに塗り替え、新記録を打ち立てた。(毎日新聞 ネットニュースより)」このニュースをみた瞬間に藤井聡太四段、増田康宏四段、お二方に「お疲れ様」と心の中でつぶやいた。若い世代がどんどん活躍して記録を更新することは純粋に嬉しいのだが、その喜び以上に「記録を守らなくてはというプレッシャー」「無敗を続けている相手と戦うプレッシャー」の中でよく最後までお互いに戦ったなあと心底感服する。何事においてもレベルが上がれば上がるほど知識や才能は互角、あとは本人のメンタル次第となってくる場合が多い。親友の弟の話だが・・・・、彼は中学校入学直後のテストでいきなり一位になった。すると喜ぶどころか「次は上がりようがない、現状維持か下がるしかありえない。」と泣いたそうだ。うーん、確かに。いきなりのテストで一位だと嬉しい反面、その後に不安がドーッと押し寄せてきそうで、そのプレッシャーとどう付き合うかが課題になる。2番以降は下剋上を虎視眈々と狙ってるわけだから。勉強は苦手なうちは「面倒くさい、分からない」という気持ちが大半だが、なんとかだましだまし続けていくと「あ、分かった!楽しい」となってくる。ここで終わればいいのだが、さらにどんどんと上昇するとある時ふと「まだまだ足りない!あれもこれも・・・」「もしものことがあったらどうしよう」という不安な気持ちが湧き上がることもしばしば。知識量を増やすことはもちろんのこと、いかにして自分のメンタルを良い状態に保つか、弱い部分のメンタルと付き合っていくかが勉強においてもキーポイントになると思う今日この頃。
2017/06/27 00:20
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