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小さな国語塾のつぶやき

字数制限なしの要約

国語の記述は誰もが「難しい」と感じる分野。昨日、中学生男子から「先生にとっても記述って難しい?」と問われ、すかさず「もちろん」と答えた。むろん、何十年も教える仕事をしたり数えきれないぐらいに国語の問題を解いているのですぐに解答はできるが、それでも難しいと感じる。ましてや中学生にとっては・・・、というわけで昨日は記述対策として「字数制限なしの要約」を実施。課題文が複数あり、条件は「できるだけ短い文で要約する」というもの。やはりというべきか、個々人の特性が見事に現れ、本当に教えがいがあった。字数制限がある場合は、マス目に埋めようと本文中の言葉をとりあえず切り貼りしたりする生徒たち。本人たちはマス目を埋めたので部分点ぐらいは貰えるだろうと期待するのだが、実は主語と述語が合っていない、格助詞の使い方がおかしいなどの理由から点数がもらえないことも。それらの原因をさぐり演習をするには「字数制限なし」の要約が一番。なぜなら、本当に理解していないと要約が出来ないから。さて、出来上がった文章を大きく分けると見事に二極化する。①とりあえず2文をつないだだけで、ほとんどが本文丸写しの場合②言葉を削りすぎて本質だけをズバッと言い当てている場合、と完全に二極化する。①のパターンで書いた2名は、きちんとキーワードなどをチェックしたところまではOKだったのだが、それに付随する修飾語などを削る勇気がなかった。逆に2のパターンの2名は、例えば母娘の会話文の課題では会話文をきちんと一言で言い換えて表現した!これは見事であったが・・・結論のみになってしまい理由などが省かれていたり。ただ、少なくとも会話文を一言で表現できる能力は小説における記述では本当に役に立つ。4名中、2名ずつに2極化し「やはり・・・」と思いながら今後の指導方針を計画していた。さて、ずばりと一言で言い表せることが出来るS君は、日ごろから物事の本質を一瞬で見抜き、的を射た表現をするタイプだ。そのことを交えながらほめると・・・・最後の問題では「うけ」を狙って自分の都合よく本文内容を変えて要約。サービス精神は嬉しいが、事実を捻じ曲げないように~!と昨日も和気あいあいあと楽しく中身の濃い?!時間を過ごさせてもらい感謝。来週以降は昨日の反省点を踏まえつつ、少しでも彼らにとって役立つ、身に付く授業内容にしようと張り切っている。

2017/06/16 13:55

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