めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
言葉の重み
最近、読者登録をし読ませていただいているririonririonさんの昨日のブログ記事には思わず考え込んでしまった。一部抜粋させてもらう。「自分でも覚えておきたい。今後、仮にも心理学を勉強し、発達障害や精神障害、身体障害も含めて人様のお役に立ちたいと思うなら、クライアント(相談者、お客様)のパワーを相談後に奪っていたら、内容はどうであれ失敗だ。まして、子どもの相談を受けて、保護者の力を削いではならないと痛感した。たとえ、どんなに本音で言いたい事があったにしてもだ。」自分自身も一体どれだけ「言葉」によってパワーを奪われたか、ダイナマイト級の一言で何日もずっしりとした重みを抱えることになったことも数知れず。。。逆にどれだけパワーをもらったかしれない。「言葉」には底知れぬ重みと影響力があるからこそ使い方を誤ると恐ろしい武器になってしまうのだ。さて、数年前に知り合いから「塾の面談で塾長に延々と絞られた・・・。昨日は落ち込んでしまって眠れなかった、もう無理!子供に塾を辞めさせたいんだけどどうしたらいいかなあ?辞めるというと強く引き止められそうで憂鬱なの。」と相談を受けたことがある。その時に①塾長がいない時間を見計らって事務の方に電話連絡する。②「辞める」と言わずに「休会したい」と伝え、休会制度がないならば再度入塾する際には入会金払います~と伝える③とにかく下手に出て、こちらの都合で辞める(休む)ことを強調(くれぐれも塾長とそりが合わないとは言わない)することによって、復帰するかもしれないときに備える!と3点の意見を伝えた。結局、一時退会、のちに塾に復帰したようだ(その時にはパワーを奪う塾長は転勤でいなくなってたらしい)。このケースは塾講師の立場としてどう思うかとアドヴァイスを求められたわけだが・・・、話を伺ったときに、某塾の塾長の熱意と善意が痛いほど分かる、逆に保護者の言い分も分かるため中立の立場を意識したが「言葉って重い」「人の振り見て我が振り直せ」と思ったものだ。「言葉」を良い意味で武器として使えるようになることは自分の一生の課題になりそうだ。
2017/06/13 03:59
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