めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
徹夜覚悟
今週の木曜日、ほとんどの中学校で中間テストが実施されるため生徒たちは必死で頑張っており、いい傾向だなあと思いながら見ている。さて、先週の木曜日の授業終了後にS君が仲良しのM君に(彼らは同じ学校、同じ学年)に「今日はオール(徹夜)しようかなあ?Mもしよう~!」と発言した。結局、自問自答しながら「あ、やっぱり今日はやめておこうっと、明日眠くなってしまうから。」と自己決定し、翌日の小テストに向けて自主的居残りをしていた(やはりというべきか?M君も道連れで居残り勉強 笑)。この発言に対してはこちらからは何のコメントもしなかったのだが、内心では拍手をしていた。徹夜することは、翌日に脳の活動に与える影響などを考えると決して良いとは言えないし身体へのダメージも大きいだろうが、徹夜覚悟で頑張ろうという意欲に対しては大賛成したのだ。そもそも徹夜しようと思ってても気づいたら寝てしまうのが人間(レポートの締め切りがあるといった特例は除く)で、仮に徹夜したとしても意外と興奮状態が続いて1、2日は頑張れるものだ。むろん積極的に徹夜を勧めるわけではないし、それぞれの体質や体力との相談になるのだがとにもかくも「本気で頑張ろう」という意欲を持っているタイプが大好きだ。さて、一万円札のモデルであり「学問のすすめ」の著者である福沢諭吉氏は、枕がないと思ったら、枕をして寝たことがなかったからと気づいたと「福翁自伝」で書いている。やはり同じくお札(千円札)のモデル、野口英世氏もいつ寝ているのかと言われるぐらいだったとか。何が言いたいか?「頑張ろう」と本気で思って行動するならば毎日とは言わないが、時には徹夜(実際にするかどうかは別問題)するぐらいの覚悟を持つことが出来るタイプは応援したくなるし将来有望だろうということ。ちなみにS君をはじめとして、現在通塾中の生徒たちは皆、素直で頑張り屋さんなので将来が楽しみである。
2017/06/07 01:51
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