めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
記述は難しい?!
今週の中学生授業では「記述」の方法について細かく学習した。「記述」は皆が最も苦手とする分野で、手を変え品を変えて指導し、資料も何枚も作って生徒たちに渡して頻繁に練習している。それでも今週の課題には全員手こずっていた。なぜなら今回の課題は字数指定がなく、ただ「文中の言葉を使って書け」という条件だったから。さて、難問に一人で取り組むときなどはさっさと模範解答を見て「なぜこのような解答になるのか?」と分析することが大切で、そのことは皆百も承知。とはいえ解説が詳しい解答を見たとしても自分一人で完璧に理解できるかというと「ノー」であることが多い。それが証拠に自分自身が中学生時代、国語の記述を勉強するために解説が詳しい問題集を購入し頑張っていたが・・・。解答には「〇行目に・・・とあり、△行目に・・・と書いてあるので」というヒント、確かにその部分を工夫して組み合わせれば模範解答になるんだろなあとは理解ができた。が、が、がここで問題が生じたのだ!そもそもなぜ〇行目と△行目がヒントになるわけ?という疑問が出てきたのだ。そんな堂々巡り的なことをしながら「ああ、文末に『である』や文中に『こそ』などがあるから強調したい内容、つまり重要な部分なんだ」とかキーワードが複数入っている」「結論を導く接続語があるのでこの文は重要」などと徐々に理解できるようになった。こういった自分の経験が「国語はやり方さえしっかりと見つければ決して難しくない、楽しい科目だ」ということを今の若い子たちに伝えるための原動力になっている。そんなこんなで今週は「記述するためのヒントとなる文章をどうやって探すか?さらにそれらをどんなふうにして組み合わせて、意味が通じる文章にするか」という2点に焦点を絞った。来週も今週の復習方々、それらを「まとめ」た資料を作成し配布予定。塾生諸君は、塾以外で使用しているテキストやテスト類の記述でも疑問点があったらいつでも遠慮なく聞いてほしい。
2017/05/20 03:43
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