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小さな国語塾のつぶやき

国語だから・・・

昨日、流し読みをしてしまったら・・・について書いた。(実はブログを書いたもののアップするのを忘れており、たった今アップしたので併せて読んでいただけたら幸いである。反省!)。これは学年や通塾歴にはあまり関係なく、いかに本人が「気づくか?」「意識するか?」にかかっている。とはいえ国語は、当たり前だが日本語で書かれているためとりあえずぱっと見た瞬間に文字としては理解できるので内容をきちんと分析することを忘れてしまう。これが、例えば数学の計算だったらどうか?8×5の場合、小学2年生以降でいわゆる九九を習った人間であればパッと「40」と答える。でも、8×358は?と聞かれたら暗算派と筆算派に分かれるだろう。ただ、見直しの手間を考えると筆算にして記録を残しておくほうが絶対に良い。にもかかわらず、自分は計算が得意だから・・・と計算途中を書かないというタイプは学年が上がるにつれて挫折する可能性が高くなる。それと同じで、文章が簡単なうちは印をつけずに読んで解いても大丈夫だが、文章が複雑化すると白紙の状態で正答率を上げるというのはかなり厳しくなる。それは複雑な計算を暗算でこなそうとするようなもの。むろん、計算に関しては「暗算10段です」のような特殊技能を身につけている、文章に関しても「一度読んだ文章は忘れません」というならば話は別だが。さらに言うならば数学では中学3年生になると1~15、できたら1~20までの平方(二乗)については毎回計算するのではなく、13の二乗=169という結果を暗記するように言われることが多く、それは正しいと思う。国語もしかりで、内容を理解して正しく解答するためには本文チェック、書き込み(筆算)+暗記(平方の結果を暗記)という作業が大切になる。先にも書いたが、国語はとりあえず通常の状態で文字として難なく認識できてしまうため、あらゆる作業を忘れがちだが、日本語だが数学的作業が必要ということを肝に銘じてほしい。

2017/05/19 13:17

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