めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
ノーチェック、流し読みをすると・・・
昨日は少なからずショックなことが!国語が大好きで、いつも一生懸命に授業を受け、宿題も完璧にしてくる某小学生。先週3講分の宿題を出し、むろんそれらをきちんとこなしてきていたのだが・・・。「論説」2講分の正答率は90パーセント以上で「分からなかった」と空白にしてある問については、文中に矢印などを入れて図式化した途端に「あ、分かった!」と本人がサラサラと答えを出した。気をよくして残り1講「随筆」のページを開けた瞬間に・・・。ショック!何がか?まずは正答率のあまりの低さ、さらには本文が真っ白なことにショックを受けた。思わず「どうしたの?何かあったの?いつもちゃんと段落分けして、キーワードや接続語にチェックしてあるのに・・・」と本人に問うと「うーん、どうしたんだろう?あ、この日は転んで手が痛かったからさーっと読んでやったんかなああ」との返事。お迎え時に保護者の方に、論説の宿題を一緒に解いてくださったのか?日ごろはどんな様子かなどを伺ったところ、国語塾の宿題以外では本文をノーチェックのことが多くそれゆえに時と場合によっては正答率が低いとのこと。つまりは、国語塾で出す宿題に関しては「あ、本文をチェックしなくては!」とスイッチが入るためか、本文図式化⇒正答率が高いとなるのだが、それ以外は「自分自身の慣れたやり方」をしてしまうため時には悲惨なことになる。この現象はこの生徒に限ったことではなく、他の生徒にも当てはまる。「つい」「うっかり」と本文に何も記載せずに流し読みをしてしまう。確かに、いろいろと細かいチェックをすることは慣れるまではかなり骨が折れるだろう、が、が、が、学年が上がれば上がるほどノーチェックで解くと正答率が下がる。それが顕著に現れていたのが昨日の生徒。チェックすると正答率が高く、ノーチェックだと正答率が低かった・・・。面倒だけど正答率を上げる方法をとるか、ノーチェックという一見楽そうな方法を維持して正答率が芳しくない方法をとるかじっくりと自問してほしい。
2017/05/18 02:29
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