めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
朱に交われば赤くなる
「朱に交われば赤くなる」という諺がある。意味は「人は関わる相手や環境によって、良くも悪くもなるという例え」で・・・だからこそ、今の時期はとりあえず「自分にあった校風の、行きたい高校」を目指したほうがいいと昨日のブログで書き、最後の最後まで生徒たちにはあきらめずに・・・・と発破をかけている。つまり、少しでも本人にとって「よい環境」に身を置いたほうがいいと思うからだ。少なくとも自分自身は環境に左右されやすいという自覚があるので、常に上昇志向で生きてきた。とはいえ無理してレベルの高いところに入ったものの、勉強についていけなかったり校風になじめずにちょうどこの時期(5月のGW明けごろ)からふっつりと学校に来なくなる(行けなくなる)というパターンがちらほらというのも事実。逆に本人にとって不本意なところ(滑り止めの学校など)に進学することによって、上位を保ち推薦枠でそれなりの大学に進学することもあれば、井の中の蛙で終わってしまうこともある。結局は無理な上昇志向がいいのかほどほどの分相応がいいのか・・・正解はない。ただ、一つだけ言えることは「ある環境」に身を置いたときに客観的にどんな状況なのかを判断すること、自分自身で無理ならば客観的視点で判断してくれる第三者(指導者)の存在が不可欠なのかなあと思う。客観的視点で判断できる第三者の存在を見つけるためには学外(予備校や塾といった教育産業、ネット)を利用するという選択もありだろう。大学受験において「下剋上」をなし遂げた知人、友人達は勉強へのモチベーションを保つため上位高の友人に交じって一緒に図書館で勉強したり、予備校に通うなどしていたことをふと思い出した。「環境」「モチベーションを保つ応援をしてくれる第三者の存在」、この2点は外せないなあと改めて感じる。自戒を込めて。
2017/05/12 03:24
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