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小さな国語塾のつぶやき

「校風」

「校風」という言葉がある。その学校の独特の雰囲気、といったもので偏差値や学力とはまた違い、ある意味数値化は出来ない。大学に関して言うならばある程度の「校風」というものが認知されていたり、社長を多数輩出している大学ランキングといったものもあり漠然とだが想像することができる。でも、高校となるといわゆる地元の口コミや自分で実際に高校に足を運んで感じてみるしかない。そして、この「校風」が意外と成長段階にある15~18歳の若者に少なからず影響を与えると感じる。かくいう自分自身も高校・大学の「校風」の影響をもろに受け、良くも悪くも今の自分の考え方や生き方が確立されている。さて、ベストセラーになりドラマ化もされた小説「夢をかなえる象」を執筆した作家の水野敬也氏と、文響社を設立し地道に書店を回ることから始め、ベストセラー「うんこ漢字ドリル」を生み出した山本周嗣氏は同窓生。(「夢をかなえる象」は文響社刊ではないが水野氏のオフィスと文響社は関連会社で、水野氏は多数文響社から本を出版している。)彼らは共に東海中学・高校出身で山本氏は「いつか一緒に仕事をしたいと考えていた」とか。そして山本氏はこうも言っている「未知の世界に挑戦する楽しさを教えてくれたのは、高校だった」と(朝日中高生新聞 2017.5.7付けより)。志望校調査が始まる時期、まずは「行きたい高校」を書いて目指すのがいいだろう。まだ決まっていないという場合は学力、利便性はもちろんのこと「校風」が自分に合っているかどうかも考慮の対象としてはどうだろうか?まだ「希望」を言える時期で、その希望に向かって今後頑張るべし。

2017/05/11 15:50

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