めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
国語≒図式化、数学的
自分で言うのもなんだが、色んな意味でかなり個性的な人間だと思う。人様に迷惑をかけていないという多大なる自信をもっているにもかかわらず周囲からかなりドン引きされる行動をいくつか列挙してみると・・・①10年以上前のガラケーを今でも大切に使っており、スマホ、タブレットは持っていない②車にはナビを付けていないが、基本的には道に迷わない③建物の中では超方向音痴で必ず迷う。この三点は客観的基準において、いわゆる「変わっている」と思われる内容だろう。特に②と③に関しては皆に不思議がられるのだが、建物の外は風景が変わるので写真の画像のように記憶しており、迷うことが少ない。しかし建物の中、特に無機質の壁ばかりの建物の場合は必死で「右、まっすぐ、左・・・だから帰りは逆で・・・・」と左脳で覚えようとするためか、全くといいほど頭に入ってこないのだ。実はそれと同じことが勉強にも当てはまると長年感じている。例えば、若い頃(特に中学生時代に)難解な文章を目の当たりにした時に必ずと言っていいほど、昔の先生は「何回も繰り返し読みなさい」と指導して下さったが、いくら読んでも分からないものは分からない。とりあえず適当に傍線を引いたりしてみるのだが、その傍線の引く箇所がいい加減だったため理解が出来ないことが多かった。今はキーワードや接続語をチェックし、その接続語を挟んだ前後二文がどんな関係かを矢印で結んだり、結論の箇所にはアンダーラインを引く、といった工夫をするので頭の中で内容が整理整頓され、理解が早まると同時に深まるようになった。つまり、文章を図式化することによって視覚、イメージで内容が理解しやすくなる。何も記入せずにひたすらひたすら文章だけを読んでいても印象に残らないため何度読んでも分からない(道に迷う)。授業では毎回、具体的に文章を図式化したり、演習を行うが、どうしても自力で解く時には文庫本を読むのと同様にさーっと読んで終わりというタイプが少なからずいる。国語を解く≠小説や娯楽本を読む、国語を解く=数学的に論理的に!と割り切るべきだと思う今日この頃。
2017/04/08 04:51
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