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小さな国語塾のつぶやき

「ツン」の意味は・・・

昨日、国語塾では新年度を迎えた。帰り際に小学生女子生徒の保護者から次のような質問を受けた。「先生、うちの娘は別の塾で、物語を解く時に『ツン』と言う言葉の言いかえを6文字で抜き出せという問題で『小さな生き物』と書きました。すると塾の先生から『なかなか人が思いつかない発想ですね。まるで赤毛のアンみたいです』と言われました。どうしたらいいですか?」と。結論を言うと「このままでOK」!おそらく彼女は「ツン」という言葉だけを見て「植物などが春になって芽を出している状態」「何かがちょこっと出ている状態」といった場面を想像したのだろう。本来ならば前後の文章をきちんと読むと主人公の「ツン」とした様子は「つめたい態度」的な正論になったはず。つまり、折角のオリジナルな発想力をどうこうしようとするのではなく(むしろそれは素晴らしい才能なのでそれは別の方向で生かすべきである)、言葉の言いかえを探す時は「その言葉の前後をしっかりと読む」「国語の問のヒントは自分で考えたり想像するのではなく、文中からヒントを探す」という2点を徹底する練習をするのがベスト。ちょうど昨日は、年度の始めなのでオリエンテーション的な内容をと思い「小説、随筆、説明文」のそれぞれの特徴、気を付けるべき点などを板書しながら説明したところだった。一回、聞いて演習したからといってすぐに出来るようになるわけではないが、今後は少しだけ「意識」すると必ず出来るようになる。さて、当教室では板書はもちろんだが次週に復習を兼ねた自作プリントを配布するようにしている。最初からプリント(資料)があると生徒たちは安心してしまうため、まずは板書だけ、後日に復習可能のプリント配布という順番。中学生授業では時短のために板書はなくいきなり資料を配ることがあるが・・・・こういった授業計画を立てること自体が毎日の楽しみである。新年度からも気を引き締めて頑張ろう~!

2017/04/06 10:21

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