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小さな国語塾のつぶやき

比喩の利用

文章を書く時はもちろんのこと、会話においても長々と延々と述べるよりもズバリ一言で表現する方がお互いに相互理解が可能となる。「そんなこと分かっているけれど、それが出来ないから困ってる・・・」という声が聞こえてきそうなので、今日はおすすめ方法を2点挙げる。①同類の比喩を用いる②対比の比喩表現を用いる、この二点だ。①に関しては「お店を繁盛させて継続するには、根気が要り、苦労が報われないことも多いものだ。」を「お店を繁盛させて継続することは、まるで子育てのようなものだ。」と表現すると長々と説明しなくても聴き手や読み手にスッと伝わる。また②に関しては・・・先月に実際にあった会話から具体例を挙げる。保護者(M様)が「先日、ブログを見たんですけど。。。(質問が続く)」それに対して「あ、ごめんなさい。キツイことを書いてしまって、不安にさせてしまったみたいですね。あれは非常識な人に対する牽制の意味を込めてのメッセージなので気にしないでください。現在通塾して下さってる方々には、変更点などありましたら個別で随時連絡していますので大丈夫です。」と答えたところ、保護者「え???非常識ない人って・・・?」とポカンとしている。そこで「Mさんとは逆のタイプの人です」と一言申し伝えた。生徒の保護者、Mさんはとっても気が利く常識の或るタイプで、何気ないブログの内容にも反応(?)してきちんと確認して下さる。人間は自分を基準に物事を考えがちで、それはそれでいいのだが、其れゆえに国語塾の方針と合わないとなると・・・お互いに長続きはしないわけであって。何はともあれ、少々保護者の方を脅かすような「毒舌ブログ」を書いてしまったが「貴女とは逆のタイプに対してのメッセージです」と一言お伝えし、納得していただけてホッ。ある意味具体的に長々と説明することは、個人情報のこともあり出来なかったので「逆の比喩表現」を使った次第である。この2点の表現を意識して使ってみると会話がスムーズに進むので、ぜひお勧めである。

2017/03/27 00:00

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