めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
少し先取り
高校受験の合格発表が終わり、ほとんどの中学校卒業者が自分の進路が決まって期待と不安でいっぱいの時期だろう。自分自身もン十年前の今頃、不安と期待で胸が膨らんでいたことを懐かしく思い出す(どちらかというと期待の方が大きかったか?)。と同時に、ようやく高校入試を終えてホッとしたのも束の間で入学式の翌日に控えた課題提出にアップアップしていたことも今となっては懐かしい思い出だ。とりあえずスタートが大切とばかりに張り切ったのだが、高校入学後に衝撃を受けた。何にか?高校の勉強のあまりの難度の高さ+古典の面白さにだ。古典の文法などなどを学ぶと、今まで全く訳が出来なかった古典作品がスラスラと頭に入ってくるではないか!つまり、その時に「中学時代の古典と言うのはあまりにも手薄だ」ということに気付き、自分が教える立場になった今は少しだけ高校で学ぶ内容を授業に取り入れている。そうしないと古典が全く分からないから。ほんの少しだけ先取り勉強することによって、高校入学後に「あ、知っている」という感覚になり古典に興味がわくという利点もある。最近は解説が詳しい、高校で学ぶことを少しだけ取り入れた問題集が市販されており羨ましいような嬉しいような気分になる。そうはいっても現役中学生が多くの解説の中で「あ、ここが重要」とピンとくる確率を考えると。。。。楽観はできず手放しでは喜べない。ある意味、だからこそ国語塾の存在意義があると信じているわけである。世間からは高校入試が終わり、春休みになって塾産業は一息つける?と思われがちだが、実は実は新年度の準備などなどでバタバタ状態、よいスタートを切れるようファイト。
2017/03/26 00:34
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