めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
対義語
2月の学力テストの中一の問題で「理想」の対義語を答えさせるというのがあった。答えは「現実」なのだが、答えられなかった生徒。実は国語教室では2年生になってからカードやプリントを使って対義語を勉強するのため、残念ながらテストには間に合わなかった・・・。早速本人の希望も有り、先週は対義語のカードを使って神経衰弱のような感じでペアを見つける作業を行った。最初は難しかったのだが、テーブルに載っているカードがどんどん少なくなるにつれて正答率はアップすると同時に、何となくの傾向を自ら見つけていった生徒。今週はプリントを使って学習予定である。対義語はテストでよく狙われるのでぜひとも押させておきたい分野だ。では、どうやったら覚えることが出来るか?一番いいのは日常的に使うことだが・・・なかなかそういったチャンスはない。そんなわけでお教室では①まずカードで神経衰弱のようにしてペアを作る②プリントを使って対義語を手で書く③講師が一枚ずつカードを見せて、そのカードに書かれている熟語の対義語を口頭で答えさせる、あるいはノートに書く、と言う三段階を踏んでいる。それでも日がたつと忘れてしまうので折を見て何度も何度も繰り返す。何が言いたいか?人間は目にしたり聞いたりする頻度が高いほど記憶に残る、また変化を付けて少しでも単純作業ではない楽しい作業の方が興味がわくという性質を利用して三段階の手順を踏んでいる。対義語にまずは興味を持ったならばせひとも日常生活でもどんどん意識して使ってほしいと思う。さて、自分にとっては「理想」と「現実」と言う対義語は対義語にあらず・・・。なぜなら理想とは現実にするための目標だから。
2017/03/08 15:11
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