めむろ国語専門塾
- ブログ
小さな国語塾のつぶやき
「時は金なり」
「時は金なり」という諺がある。時間はお金と同じように非常に貴重なものなので無駄に浪費してしまうことなく、できる限り有意義に使いましょうといった意味合いの言葉で、似たような諺に「光陰矢の如し」などがある。「時は金なり」という言葉は英語から来ており「光陰矢の如し」は中国語が語源だ。つまり「時間は大切」と言う意識は世界各国で共通で、忙しい大人たちはもちろんのこと子供たちも「時間の大切さ」を感じているだろう。さてこの「時は金なり」は、政治家、作家、物理学者として多方面で活躍したベンジャミン・フランクリンが「Time is money(タイム イズ マネー)」と言ったものが日本にやって来たときに日本語に翻訳されたそうだ。単純に「時間はお金です」と訳さずに「時は金なり」と断定の助動詞を使って訳した人に敬意を払いたくなる。ところで、昨日は午後4時に来客の予定だと思い込み3時半までにあらゆることを終えようと時間を逆算して朝から必死で業務をこなし、予定通りの3時半頃になんとか終わりホッとしたところ・・・何気にカレンダーを見て愕然とした。なぜならば来客予定は来週だったからだ。単に自分の勘違いだったわけだが、勘違いと分かった瞬間に気分は最高になった。予定外の1時間をプレゼントされた気分になり、空いた時間には日頃から気になっていたけれど手つかずのままという仕事などをして過ごした。予期せずプレゼントされた1時間に、仕事が進むこと進むこと!!!いつもならば「うわーっ!時間がない!」と追いたてられているのだが、昨日はある意味「余裕のある時間」だったわけで、1時間という枠でいかに多くのことが出来るか!まさに「時は金なり」をいい意味で実感した。のんびりする時間も大切、そういう時間も含めて「時間は貴重な物であり、まさに金なり」と肝に銘じて生活していこうと改めて思った。
2017/03/07 00:03
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です