めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
3ステップ
「『3』は神の数字。物事はすべて三つに分類、整理。アイデアやプレゼン材料は3点で決めるアイディアの神が降りてくる」と斎藤孝先生は著書(「3」の思考法 朝日新書)の中で述べており、興味深く何度もこの本を読み返している。さて、勉強内容を身に付けるためには3段階あると思う(←出た!3)。①分かる②出来る③慣れる、の3段階で、②までたどり着くのだがついつい③をおろそかにしてしまうことが多い。自力で分からない問題があっても解説を読んだり、説明を聞くと「あ、分かった!」となり、直後に解き直ししたり類題を解くと取りあえず出来るのだが、残念ながら3日以上何もしなければ見事に忘れてしまう。場合によっては3日どころか数時間後には全く出来ないという事態も!(自分自身にとっては高校時代の物理がまさにこの状態。授業中は魔法にかかったように「分かった」気になるのだが、家では解けない)。むろん②③が同時に出来るという羨ましい人も世の中には存在するが、自分がそういうタイプではないと自覚するならば結局は反復することによって慣れるしかない。何回繰り返せば慣れるかは個人差があるので何とも言えず、厄介なことにこの作業が面倒なのだ。とっても苦痛だろうが、このことは勉強に限らず仕事においても同じ・・・つまり生きていくうえで①分かる②出来る③慣れるという3段階を踏むことは常に必要なことなのだ。勉強をするということは言い換えると「考える力、生きていく力を付けることだ」と、勉強で悪戦苦闘している若い子たちに言いたい。ファイト!
2017/03/04 01:45
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