めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
後の問が前の問のヒントに!
国語テキストは学年別に編集されているものと、そうではなく「標準」「上級」といった分類のものもある。さて、今週は「難しい抜き出し」というテーマで小学生の授業を実し、学年別ではないテキストを使用し小学4年生、5年生、6年生に挑戦させた。問4がとっても難しかったのだが結論を言うと小学6年生のS君だけが迷わずパッと解けた!お見事!!!実はこの問題をまともに解こうとすると、ヒントとなる文がすぐに見つかるのだがどうしても「十字で抜き出し」という字数に合わない!小学5年生は「おかしい!こうなったら解答欄にマス目を増やそう!」と自分でマス目を書き足す始末・・・。一瞬「答え」だと思う部分の字数が合わない場合は、その文章の言いかえを探すように指導したのだが、探すのに難儀していた4年生、5年生。ちなみに6年生のS君は早々とその問題を飛ばして、次の問題に取り掛かったそうだ。すると「あれ?」と前の問題の答えが見えてきたらしい。つまり、一つのテーマについて延々と書いてあるのが国語で、数学と違って後の問題が前の問題のヒントになることは意外と多いのだ。数学では逆に、問2は問1の答えを利用しなくてはならないという場合が多い(特に関数では、正しく座標を求めないと次の面積を求めることが出来ないなどなど)。そんなわけで解ける問題から取り組み、難解な問題は後から考えるということをぜひ実行してみると時間短縮にもなり正答率も上がる。小6のS君ならばおそらく解けるだろうなあという見込み通りで嬉しい出来事でもあった。
2017/03/03 01:21
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