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小さな国語塾のつぶやき

体言止め

「〈新版〉日本語の作文技術 本多勝一」という本を最近読んでいる。これは1982年に刊行された「日本語の作文技術」を再編集したものであり、言い換えると30年以上売れ続けているロングセラーの本だ。P273,274に「体言止めの下品さ」というタイトルで、「例外的な場合とか特別な目的がある場合は別として、第一級の文章家は決して体言止めを愛用することがない」とあり、成程なあと妙に納得した。以前、プロの方に文章を添削してもらった時ににことごとく体言止めをチェックされたことを思い出した(字数内に納めなくてはという強迫観念にかられ、体言止めを多用したのである)。和歌や俳句や詩では「体言止め」≒「強調、感動の中心」をいう技法として使われるが、正式な文章で使うといわゆる「尻切れトンボ」のようになってしまう。例えば、本来は動詞である「感動する」という言葉を「感動」と表現するとなんだか軽い感じがする。かくいう自分自身はブログでは体言止めを多用しており、本多氏の本を読んでドキッとした次第である。ある意味、ブログは直接的な対話と正式な文章の中間に位置すると思うので決して体言止めが悪いとは思わないし、今後も使うことが多いだろう。が、基本的に体言止めは正式な文章において多用すると下品になるということは具体例を示されるとよく分かった。いやはや改めて、日本語は難しいと感じると同時に、だからこそ自分にとっては飽きずに勉強したくなるものなのだ。

2017/03/01 13:08

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