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小さな国語塾のつぶやき

可能性5パーセント

突然だが「1年後生存率が5%」と宣言されたらあなたならどうするか?①治療をあきらめて緩和ケアをする(つまり死を受け入れる)②リスクはあるが最新の治療、代替治療などなど出来る限りのことをする(最後まで生きることをあきらめない)、大きく分けてこの二通りの選択を迫られると思う。どちらが正しいか?どちらも正しく、人それぞれだろうが自分だったら「生」に執着して「何かまだ出来ることがあるのではないか?」と今なら②を選ぶ。30年後ならば①だろうが。なぜ突然にこんなことを書いたかと言うと、同じ「可能性5パーセント」と言っても志望校合格率の方が可能性をアップさせるのが楽で、正直言って重みが違うなあとふと思ったから。つまり現段階の可能性が少なくても勉強に関しては1年間あれば努力によって合格率を100近くにできる。社会に出ると自分の努力だけではどうしようもないことが沢山あり、ある程度の年齢になると「勉強は努力でなんとかなるから楽だなああ」と感じる。まだ生まれて14,5年の中学生にはそういった実感がわかないのは当然だが、たとえ少ない可能性でもかけてみたいというタイプの生徒には応援を惜しまないのが教育産業に携わる人の共通点。時にはキツイことを言ったり負荷をかけたりするだろうが、それでも「志望校合格」を手に入れたら頑張った1年間の辛さは良い思い出に変わること間違いなし。さっさと入れる高校に!という①タイプはそれはそれでよし、最後まであきらめないという②タイプは可能性を応援してくれる指導者と共に頑張ることをお勧めする。

2017/02/26 02:17

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