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小さな国語塾のつぶやき

「能力+人柄」が大切

刺繍作家として活躍している友人が、オーダーしていた作品が出来上がったとのことでわざわざ自宅まで持って来てくれた。折角だから・・・と強引に自宅に引き込み一緒にお茶を飲みながらおしゃべりしていた時に彼女から衝撃なことを聞いた。なんと彼女は何年か前に、就職面接時に提出する書類に「販売業希望」と書くべきところを「負売業」と書いてしまったとか。むろん本人は気づくわけもなく、面接担当者から指摘されたらしい・・・。ちなみに結果は合格!ウーン(゜-゜)!!!まあ、テストでは誤字は完全に×、読書感想文の審査においても誤字があった段階で最優秀賞から外すが、「人柄」という要素が合否にかなり影響する就職試験においては誤字もありということか。さて、教育産業においては流石に履歴書に誤字があったら不採用にすべきだろうが、かといって履歴書が完璧だからと言って即採用というのはいかなるものか?と思う。学歴のみならず人柄を重視して採用すべきだと言いたい。きちんとした教育産業では①履歴書②筆記試験③模擬授業④面接と言った具合にハードルが高いが、いい加減な塾では人手不足の場合だと学歴だけ、下手すると電話一本で採用ということが起こっている。「学歴至上主義」という経営者の好みや方針と言えばそれまでだが、そのことによって生徒がかなりの被害をこうむっている。講師自身は頭脳明晰だとパッと問題を解くことが出来るが、なぜ生徒が躓くのかが分からない、教え方の「お」すら分からない、挙句の果てには生徒に対して上から目線。昔、自分がお世話になった教育産業は恐ろしく学歴が高いというタイプが多く、試験はあってないようなところが大半だったが・・・今はそういういい加減な組織は淘汰され、少なくなっていることを祈るばかり。友人の過去の微笑ましい?就職面接の話から、自分の過去のことを思い出すと同時に先のようなことを思った次第。

2017/02/25 02:51

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