めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
量と質
先日、某生徒からこんな質問が。「質より量、量より質、どちらが正しいと思いますか?」これに対して「2択で、どちらかを答える必要があるならば、量より質と答えるよ。でも本当は量と質共に大切。つまり①量と質②量より質③質より量かな」と答え、「じゃあ君はどう思うの?」と逆に質問したら「科目によります。」という明確な答え。さすがはトップクラスの成績を誇り、自分の勉強法を確立している彼らしい返答。何となく聞いてみたかっただけらしい(苦笑)。さて、昨日は長年スポーツ指導をしている方と話す機会があり興味深い話を伺った。その方がおっしゃるには「スポーツは量より質。いかに凝縮して効率よく練習するかが大切。長時間やればいいってものではなく、長時間やりすぎると身体を壊すだけ」とのこと。成程、確かに・・・。スポーツ推薦で高校に入ったものの即刻、体を壊してしまい選手生命を絶たれた友人の顔が何人か浮かんでくる。我々が小中学生の頃は、いわゆる「しごき」的な指導がメインで、とにかく倒れる寸前までトレーニングをするというのがカッコイイという風潮があった。そういう根性論で育った世代が今指導者として活躍しているので部活や団体によっては今だに「とにかく量をこなせ」的な指導がチラホラ。先日書いたが「量にこだわる」部活に所属し、疲れ切ってしまって勉強に身が入らないのは残念なこと。スポーツが「量より質」説が正しいかどうかはスポーツ苦手の自分には分からないが、少なくとも勉強は「量と質」共に大切になるので「勉強量」を確保できるだけの体力を温存しておくことは絶対不可欠だなあと改めて思った。
2017/02/17 01:28
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