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小さな国語塾のつぶやき

「主語、主体主」が大切

定期テストの範囲に「助詞、助動詞」が含まれると必ず次のような質問を複数人から受ける。「『れる、られる』はどうやって見分けるのですか」と。結論を言うと動作主(もっとわかりやすく言うと主語、主人公)は誰、何かを見極めること!「れる、られる」には①自発②可能③尊敬④受け身という四つの意味があり、動作主が自分ならば自動的に③尊敬という選択肢がなくなるので、正答率が四分の一からとりあえず三分の一になる。逆に動作主が自分以外ならば①自発になる場合は少ない(100パーセントではない)。まずは四つの内一つを減らし、そこからは内容から選ぶのが一番で、慣れるとすぐに見分けられるようになる。また「う、よう」(勧誘、意思)はどうやって見分けるか?という質問を昨日受けた。これも全く同じで「動作主」を確認し、自分ならば「意思」自分以外、自分以外を含むならば「勧誘」の場合が多い。例えば「私が行こう」は主語が自分なので意思、「私と行こう」ならば「行く」のは自分+相手となるので「勧誘」。実際の問はもっと長い文で書いてあり紛らわしいが、基本は「動作主」が誰か、何か?を見るというコツを覚えておくことが大切。この点は英語にも通ずる部分があり、同じく語学と言う意味では同じ。「主語」は文の基本で重要な役割をするので、文法のみならず何気なく文章を書く時や記述問題においても、書き忘れないよう意識する必要あり。

2017/02/16 13:02

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