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小さな国語塾のつぶやき

指示語

指示語、いわゆる「こそあど」言葉は基本的に「前」を指すということは小学校の頃から学校、塾、親から聞いて知っている生徒が多い。直前を探して答えが見つからなければ少し前、それでも見つからない時は後ろから探すという解き方も比較的早いうちから習うし、国語塾でも具体的な問いを使って実践している。では、このようなテクニックを知っているから正答率が高いかと言われるとそうでもない。さらにここから知っておくべき発展形がある。それは①説明文や論説では、文中の表現をほとんどそのまま使えることが多い②小説では比喩的表現を分かりやすい言葉に置き換える③文末は「~こと」「~もの」、名詞で終わる、という三点を知っておかないと指示語の問題には太刀打ちできない。「それ」のさす内容を5文字で・・・といった比較的短い答えの場合は簡単だが、「それ」とはどういうことをさすのか?30字以内、40字以内、50字程度で書け、といった記述になるとパニックしてしまい不必要に語順を変えてみたりしてミスをしてしまいがち。倒置法が使われていたり指示内容が長くてまとまりにくい時はともかくとして、そうではない時は語順は本文に忠実に!が基本。指示語に限らず国語の問いのヒントは本文にあるということを常に念頭に置いておくことが大切。

2017/02/12 03:13

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