めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
神ってる
「神ってる」は2016年にプロ野球選手が使ったことで注目を集めた言葉で、いわゆる「神がかっている」(神懸っている)さまを表現する省略表現である。先日のS君の対応はまさに「神ってる」という言葉がぴったりであった。無事に特別推薦に合格したS君は合格した学校から既に宿題を配布されており、それらをこなすためもあって国語塾を継続する!と頑張っている。先日振替で来ていたT君に対してS君は授業終了後に面接アドヴァイス、さらには面接の練習を行ってくれた。その対応が「お見事」の一言で、まさに「神ってた」。完璧に面接問答集を作って暗記しいているT君はついつい棒読みで答えたところ、「何、そのお経みたいな言い方!ダメ!」と上から目線で言う指導者を横目にS君は「面接官の質問に答えるというよりも、年上の人と話すような気持ちで!」と分かりやすいアドヴァイスをしてくれる。また「分からないことは正直に分からないと言った方がいいよ。変にごまかすのがよくない」「○○と聞かれたら、必ず△△って突っ込まれるから練習した方がいいよ。実際に僕も聞かれたよ。僕は…と答えたよ」「その答え方はマズイ。なぜなら・・・」などなど、本物の面接官さながらの素晴らしい練習を続けてくれた。T君共々感謝と感心しつつ、練習を続けていたところ真顔で「では、質問を変えます。あなたは食べ物の好き嫌いはありますか?」とS。答「はい、ナスビが嫌いです」真剣に答えるT。変な質問だなあと思いながら聞いているとさらに「では、その嫌いな食べ物を食べられるようにするにはどんな工夫をすればいいですか?」答「なすびをヨーグルトに混ぜて・・・」。と、さすがにここでたまりかねたS君「まさか、こんな質問なんてされるわけないよ~~~冗談だよ」と3人でお腹をかかえて大爆笑!いや~、前半のアドヴァイス、真顔で冗談を言う最後のオチ、どれをとっても素晴らしい対応であった。S君ありがとう!3日連続で真夜中まで頑張ったT君。慰労会、お祝い会をしようと皆で計画中。少人数の小さな塾だが、個性豊かな素晴らしい生徒に囲まれて本当に幸せ!
2017/02/11 04:15
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