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小さな国語塾のつぶやき

嬉しいサプライズ!

「先生、これおばあちゃんから・・・」と授業終了後にソッと某生徒から手渡されたものは、短歌の作品を収めた立派な本。彼の祖母が長年、短歌を詠んだり随筆を書いてらっしゃり腕前はプロ級だということは以前に聞いていたのだが、まさかこんな立派な作品集を20年前に出版されていたとは!てっきり貸してくれるのだろうと思って喜んでいると、なんとなんとプレゼントしてくれるとのこと!嬉しくて、早速中身を開くとどれもこれも逸作ぞろいで、生徒のノートチェックをそっちのけで思わず読みふけりそうになった。ちなみに先ほどまでワクワクしながら一首ずつ楽しませていただいたのでこんな時間(現在午前3時)にブログを書いている。31字と言う限られた枠の中に、心の思いの丈を凝縮しているので、恐ろしいまでの迫力で心に響いて来る!現代短歌では31文字という定型にこだわらず自由に作品を読むことも「あり」のようだが個人的には、31字という枠の中に入れるからこそ、言葉を工夫し、心の内を表すためのピッタリの言葉が生み出され読み手に感動を与えると思っている。いただいた作品集は定型にあてはまっている作品がほとんど、しかも看護師としてご活躍の時期のことを詠んだ歌が多いため、きれいごとではない「命の重み」が文字を通して伝わってき、改めて「文字」「表現」の持つ影響力、重みを感じる。生徒のおばあ様、生徒にはただただ感謝。

2017/02/10 04:01

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