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小さな国語塾のつぶやき

語彙を増やすには

昨日のブログで一つの言葉に含まれる「狭義」「広義」の意味を共に覚えようと書いたが、ではどうすればいいか?一般論でいうならば多読(沢山本を読むこと)だろうが、忙しい中学生にとって「読書」に時間を割くことは至難の業。しかも「読書すればいいんだ」とばかりに必死で文字を追うだけでは語彙は増えない。一番効率がよく、役立つ方法の一つは国語テキストやテスト問題の「問」を利用する事。例えば「傍線部は何を求められていると言えるか?9段落の内容をまとめなさい。」という問に対して、当然、生徒たちは9段落を必死で読む。が、が、が、どこにも「求められている」なんていう親切な表現はない。しかしよく見ると「~が必要」という表現が3つもある!つまり「求められている」=「必要」だと気付けば答えの7割は出来たも同然。「求める」の意味が分からない中学生はいないだろうが、「求める」が本文ではどんな表現に言い換えられているかを意識しないと解けない。こういうことを日頃から意識していると少々、高度な?!言葉や全く知らない言葉に出くわしたとしても比較的すんなりと理解できるようになる。日本語だからと言ってすべての言葉を覚えるなんて不可能で、むろんその必要もない。長文中の英単語が分からない場合、前後から予測して読み進むのと同様に取り組んでほしい。

2017/02/06 01:15

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