めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
平安貴族
知人(Oさん)の娘さんがご結婚されたことを年賀状で知り、先日お祝いを送らせてもらったところ最高に嬉しいお礼メールが。「平安時代の貴族が書くような立派なお手紙に知性を実感。」というコメントに思わず感動した。お祝い事だし・・・と思い縦書きの便せん、美しい色の和紙に手紙をしたためたところ、そこから古典好きで手紙が好きだろうと判断して、相手が喜ぶであろうコメントを下さったのだ。さすがOさん!Oさんは素晴らしく教養人で、社会的地位もかなりある方、そういう方は洞察力が優れており表現力が超一流だなあと改めて実感。つまり、平安貴族にとって「書く」(字の美しさ、内容)ことが重視されたことを相手も知っているだろうという前提でのコメント(※ちなみにメールを送る相手が国語塾を主宰していることは一切ご存知ではない)、褒め言葉。日頃は生徒から「先生、平安時代だったらモテるかも~(←見た目が現代風ではない)」「平安時代の人みたい(←ゲームしない、ガラケーを持ち続けている、趣味は読書、つまり古いと言いたい)」「先生、好きなタレントや芸能人いないなら、平安時代の藤原道長のファンになったらどうですか?」と散々憐れまれている(馬鹿にされている)が、そのうちチャンスを見て「君たちはバカにしてるつもりだろうけれど、平安時代で活躍できる=すごい教養人ということだよ。つまり褒め言葉だよ」と言ってみようと妄想しワクワクしている。平安時代に限らず、平成時代もやはり教養人と言うのは素晴らしいなあ、相手を最高に幸せにしてくれるんだなあと実感中。
2017/02/04 00:39
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