めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
割り切り、開き直り?!
昨夜、中3生の保護者から特別授業(個別授業)をしてほしいという要請をいただいた。メールの文面に、小説に苦戦している、とあったのだが・・・。ふと次の記事を思い出した。「遠藤周作さんが、自分の小説を使った某大学の入試試問題を解いてみた。『主人公の心理を選べ』。四つの選択肢から一つと選ぶのだが、遠藤さんには四つも正解に思えた。人間心理はそれほど単純なものではにはずだ、と」(2017、1,13付 朝日新聞の天声人語より抜粋)。確かに小説は難しい➡時間を費やす➡ミスをする、という図式が成り立ちやすい。昨日いただいたメールの文面から、受験生本人の焦りによるミスというものも感じられた(近々、直接指導してみないと詳しくは分からないが)。では、どうすればいいか?①入試まであと1か月あるので、当日にベストのコンディションにすればいい➡今のうちに弱点が見つかってよかったと開き直り、弱点補強に努める②小説に限らず、どの勉強でも当てはまるのだが、自分が実体験しておらず、そのためイメージが出来ないことなどを100パーセント理解することは無理!ある程度のところで「○○だから△△」と割り切る、この2点が大切だと思う。自分自身は国語で躓くことは少なかったのだが、高校数学の「虚数」の単元でイメージが出来ず、「なんでわざわざ有り得ない数(虚数)を考えるの?」的な思考にはまってしまい手が止まってしまった。が、「とりあえず、二乗して-1」と割り切った途端に数学が楽しくなったという経験がある。熟慮も大切だが、考えても分からない時は割り切りが必要。
2017/01/30 11:47
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