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小さな国語塾のつぶやき

記述問題

スケート王国十勝では、今の時期はスケートの大会が目白押しで何人かの生徒たちが必死で頑張っている。そのうちの一人の生徒が先日「先生、スピードスケートで一番大事なのは何か分かりますか?スタートなんですよ」と教えてくれた。成程、雪より10倍以上滑りやすい氷上でスタート時にバランスを崩すと、場合によっては棄権となり「終わり良ければすべてよし」とは決してならず、終わり(ゴール)にたどり着くことが出来ないんだなあとぼんやりと考えていた。実はこれは国語の記述も全く同じ。選択肢の記号ならば当てずっぽうで選んでも答えが合うことがあるが記述はそうはいかない。だから毎回のように生徒たちには口酸っぱく「問で何をきかれているか?を把握すること!」と言っている。学年が上がると「問」で複数解答を要求されることがあり、そういう場合は答えるべき内容にチェックをして通し番号を付けるよう指導している。例えば「○○はどんなことに対して、どんな気持ちになったのですか?」といった問の場合①どんなこと②どんな気持ち、という2点を答えなくてはならない。テストは時間との競争のため、パッと読んで解答用紙にいきなり記述を始めてしまうタイプがいるが、そうすると聞かれている2点のうち1点しか答えていなかったり、片方だけ詳しく書いてもう一方はいい加減な表現で終わる・・・となってしまう。焦るの気持ちは分かるが、スタートが大切!と意識して、まずは深呼吸して落ち着いて「問」にチェック、複数解答を求められている時は通し番号を付けることが大切。

2017/01/29 01:10

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