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小さな国語塾のつぶやき

心情表現

中学生以上の国語の小説の問題文では、必ずと言っていいほど「心情」「気持ち」が問われ、登場人物の会話や行動から心情を読み取って「・・・で、~~な気持ち」と答えなくてはならない。文中には露骨に「嬉しい気持ち」「悲しい気持ち」「~と思った」という表現はほとんどなく、大抵が「胸がわくわくした」「目の前が真っ暗になった」というような比喩的表現ばかり。言い換えると、文中の「~と思った」「~のようの感じた」という表現があれば、それはかなりレア!当然、要チェック!!!直接、心情を答えさせる問の答えにはなりにくいが、別の場所で心情を表す比喩的表現に傍線が引いてあり、その「傍線の言いかえを文中から抜き出せ」という問の答えになることが多い!しかも傍線部と「~と思った」「~と感じた」の部分はかなり離れている。つまり、小説を読むときに初見の段階で読みながら「あ、この表現は貴重だ!」と最初からチェックを入れておくと後で焦らずに済むが、問を読んでから「え???傍線の心情の言いかえ?どこ??」と最初から読み返したところで、なかなか答えが見つからない。しかも時間切れになってしまうのがオチ。具体的に演習を2つほど実践してみたところ、生徒たちは皆納得した。とはいえ、放っておくと「早く読まなくては!」という気持ちが先走り、貴重な直接的な心情表現にチェックを忘れてしまう。何事も学んだことは繰り返し実践することが大切。

2017/01/13 12:22

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