めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
「納」
昨日は仕事納めであった。とはいえ、仕事始めの4日まではひたすら内職が続くわけだが…取りあえず本年の授業を無事に終えてホッとしている。さて、「おさめる」という字は「納める」「収める」「修める」「治める」と複数あり受験生泣かせ。正しい漢字を書くためには①熟語をを基に考える②本来の意味を調べて覚える、この2点に尽きる。さて「納める」には次のような意味がある。・金品を受け取り手に渡す⇒「納税」「納品」・物事を終わりにする⇒「納会」「仕事納め」・中に入れる⇒「納棺」「納屋」など。一年間をふり返ってみると様々な思い出が頭をよぎると同時に、「果たして自分は納得(得心して自分の中に入れる?!)する仕事をしてきたか?」と自問自答してみる。正直に言って「納得するような仕事をしたい、しよう」と常に思いつつも、心底納得した授業を出来た日というのは…ほとんどない。点数化されているものならば最高点は100点、最低点は0点と分かりやすいが仕事となるとそうではないことが多く、常に立ち止まることなく日々あらゆることを研究することになる。それがある意味、自分のやっている仕事の醍醐味とも言える。仮に生徒たちは納得してくれるような授業が出来たとしても、自分はそれで満足することなく、さらにもっとどんな工夫をすればいいか?と歩み続けていこうと新たに決意をしながら納得いくまできれいにお教室を掃除した次第。
2016/12/30 00:26
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