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小さな国語塾のつぶやき

作文=自己アピール文

特別推薦枠の入試では面接+作文が試験内容のため、今週から急きょ「作文対策」に切り替えた某生徒。自分なりに出題されそうなテーマをピックアップして作文を書いてきた。ちなみに彼が受ける学校では次のようなテーマが多い。「私が技術者となり、日本の未来のためにできること」「高校でどんなことを学び、どんな仕事をしたいか」など。彼は高校で「機械」について専門的に学び、将来はその知識を生かした仕事を!と考えており、作文では「機械化に対する将来性」「機械化による弊害」など良い面、悪い面両方を書いたうえで、将来は技術者になりたいと書いていた。機械化に対して多面的な視点を持った点は評価できる。が、が、が、良い点と悪い点が平等に書かれており、自分の意見がどっちなのかがはっきりしない結果に。良い点悪い点ありつつも、良い点の方が上回っている⇒だから自分は「機械化」に将来性を見出し、将来は技術者になって世の中に貢献したいとまとめるべき。つまり、自分にとっては2面性のうちどちらを重視しているか?またどれだけの熱意を持っているかを明確にすることが大切。推薦入試で作文を課すということは、いかに本人にやる気や熱意があるかを見るわけであって、決して専門的な見解を期待しているわけではない。そもそも専門的知識を高校で学ぶわけであって・・・・。言い換えると「作文」=「自己アピール」なのだ。そのことを念頭において作文練習をするよう、2、3のテーマを課題として出した。作文にもいわゆる「書き方」といった型があり、それらを学んで自分の物にすることは大切だが、入試となると何を求められているか?をきちんと把握し、「ブレないテーマ、意見」をしっかりと確認することも大切。

2016/12/23 01:05

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