めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
試行(思考)力
昨日のブログで「何を問われているか」を把握することが大切と書いた。当然、偉そうなことを書いてる自分は、一応(?)生徒からの質問に対して真摯に向き合うよう心掛けている。正直言って国語についての質問ならば答えが決まっているので楽なのだが、いわゆる答えが複数あるような場合はかなり頭を使う。例えば「先生、なんで勉強しなくてはならないんですか?」という質問。むろん相手によって答えを変えており、あまりにも思い詰めているタイプには「20歳を過ぎたら一日何万個(何十万個)という脳細胞が壊れるらしい・・・。そうなると脳細胞が壊れても大丈夫なように今のうちにシナプスを沢山蓄えておく方が良い。将来ボケぼけたくないでしょう?シナプスを増やすための手段として勉強がある」といった完全にふざけた?回答をすることも。冗談はさておき、複数ある回答のうちの一つとして「生きる力を身につけるに勉強する」というのは間違いないと思う。人生では迷うことは日常茶飯事、その時に自分にとってどういった選択をするか?どんなふうに問題を解決していくか?それらを試行(思考)するためには「自分で考える」ことが絶対条件。つまらない?と感じる国語の文章を読んでああだこうだと試行錯誤することは実はもっと大きな問題を目の当たりにしたときの思考力を養っているに相違ない。それが実感できるまでにはまだまだ時間がかかるかもしれないが、決して今、目の前の勉強は無駄ではないよ~と生徒達に心の中でエールを送っている。
2016/12/19 09:44
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