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小さな国語塾のつぶやき

問われていることは何か?

国語に限らずどの科目でも、さらには日常生活においても「何を問われているか?」「何を聞かれているか?」「何を要求されているか?」を判断することは重要である。そんなこと当たり前!知ってるよ、出来ているよと思われるかもしれないが、人間は思い込みが激しく第三者から見ると「は?」という回答をしてしまうことも。「主人公の気持ち」を問われているのに文中の「泣いている(行動のみ)」を答えてしまい不正解になるなど。本来ならば「泣いてしまうぐらい悲しい気持ち」あるいは「泣いてしまうぐらいに嬉しい気持ち」と答えるべき。さて、十勝地方では大半の高校で「推薦入試」という制度を設けているため(むろん人数はかなり小数)、希望校が確定している中学生で、しかも条件を満たしているならば絶好のチャンス!この時期になると高校に提出する「自己アピール文」の作成で忙しくなる学生がちらほら。ある意味、人生がかかっている大切な書類なので大半の学校では担任+進路指導の先生が文章をチェックし添削を繰り返す。さらには国語塾に通塾している生徒からは学校に提出する前にきちんと添削要請が。先日、高校でどんな勉強をしたいか?なぜ高校に行きたいか?中学校ではどんなことを頑張ったかをきちんと書いて、二重三重に文章をチェックしてもらった生徒。が、が、が、実は彼が受験するコースは「特別推薦枠」というもので、自分の特技をアピールする文を書く必要があると判明。急きょ昨日、遠方でしかも道路が凍結してる中、頑張って親子で国語塾に足を運んできてくれた。ファックス指導を提案したのだが、頑張って来てくれ、無事に自己アピール文の下書きが完成した。自己アピール文は推薦入試の第一歩に過ぎないが、まずは一歩が大切。学科試験のみならず「何を聞かれているか」「何を要求されているか」をあらゆる面で意識することが大切だとつくづく感じる出来事であった。

2016/12/18 12:15

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