めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
本、手紙、ブログは素晴らしい!
吉田兼好が書いた徒然草(十三段)に「ひとり、燈のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰むわざなる。(ひとり灯下に書物をひろげて、遠い時代の人を友とするのは、このうえない慰めである。)」とある。また清少納言は枕草子の中で次のように書いている。「めづらしといふべきことにはあらねど、ふみこそ、なほめでたきものにはあれ。はるかなる世界にある人の、いみじくおぼつかなく、いかならむと思ふに、ふみを見れば、ただいまさしむかひたるやうにおぼゆる、いみじき事なりかし。(めずらしいというほどの事ではないが、手紙こそ本当に素晴らしいものだ。はるか遠くにいる人を、とても心細く、どうしているだろうかと考えているときに、手紙を見れば、まさに今、眼前に向かい合っているように思える。ほんとうに素晴らしい事だ。)」と。まさにその通りで、最近の自分自身は「本」「手紙(メール含む)」+「ブログ」という図式になっている。11月からアメブロを始めたおかげで本当に素晴らしいご縁が広がり、ただただ感謝の日々である。特にブログ繋がりはお互いに会ったことはないが、共に現代を生きているのでリアルタイムに息遣いを感じることが出来、刺激やパワーをいただいている。1000年以上前の先人と同じ思いを持っていることに対して喜びを感じ、さらには現代の方が「素晴らしい」チャンスに恵まれていることに感謝である。
2016/12/16 02:15
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