めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
楽しく文章作り
昨日の小学生クラスでは「接続語」「固有名詞」「普通名詞」「動詞」カードを使っての文章作り。金曜日、しかも学校の授業が6時間だったため、いつもは元気印の生徒が入室するなり「やる気ない」オーラをまき散らしていたので、急きょ予定を変更した次第。おかげで最初はブツブツと言っていたが、カードを使って怪しげな文章を作っていくうちにすっかりはまっていった。やり方は簡単、接続語以外のカードを裏向けにし、まずは3枚適当に引く。それらのカードに書かれている言葉と、こちらが渡したカードに書かれている接続語を使って正しい文章を作る。それをどんどんと繰り返していくのだが、一文ずつが独立しているのではなく一応ストーリー仕立てにするという条件付き。当然、めちゃくちゃなストーリーでつじつまが合わない部分もあり、そういう場合はすかさずに指導者がツッコミを入れて文章を作り直す。例えば①「マイケル」「ジャイアン」「ケイト」+「ところが」というカードを使うとする。まずは「マイケルジャクソンがムーンウオークを披露し、ケイト達が感動した。ところが、ジャイアンがお礼に得意の?歌を披露し、皆が怒った。(注 マンガ、ドラえもんに登場するジャイアンは超音痴!)」➡②「小野小町」「エジソン」「宇宙人」「だから」というカードを使う。「だから小野小町や宇宙人はタイムマシンを使って自分達の時代や星に帰ってしまった。ジャイアンが使ったマイクはエジソンが発明したものだった。」という具合に。むろん小学生が作るので端折る部分もあるが、そこは御愛嬌。文章上達のため、保護者が子供に日記を書かせようとしてもうまくいかない・・・というケースを耳にすることがある。そんな時はカードを作る、カードがなければ即席で単語をメモし、それらを使って文章作りをを試してみてはいかがか?
2016/12/10 02:12
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