めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
巻変え
塾の教材は、塾教材専門の出版社や商社から買っているのは皆ご存知のことだろう。が、割り増し料金を出せば表紙を巻き変えてくれる「巻変え」というシステムがあることはあまり知られていない。つまり、表紙は違っても中身が同じテキストというのが存在するというわけ。「○○塾」と書いてあるからと言ってオリジナルとは限らないわけで・・・。別に巻変えが悪いとかいいとか言っているわけではなく、自分自身はそれを見越してテキスト類を選ぶようにしている。なぜならば、国語塾だけに通うタイプは少なく大半がダブルスクール(5科目教えてくれる塾+国語塾)というパターンがほとんどだから。他塾のテキストについてはほぼ想像がつくので、基本的に重ならないようにと選ぶようにしている。それでも、出版社がAというテキストとBというテキストでは2~3割を同じ内容、あるいは扱う題材が同じで設問形式を若干替えるということも行っているため生徒たちは「あ、これ知ってる!解いたことがある」という場面もちらほら。そういう場合は正直言ってラッキーだと思っている。生徒は2回同じ問題を解くわけだから自動的に復習が出来る、きっちりとした指導が出来るから。正直言って国語の記述は採点基準が採点者によって変わってくるが、生徒の将来を考えて自分自身は少し厳しめに採点している。本文を丸写しして語尾を若干変えただけは、×も〇も入れずに書き直すよう指導。例えば「主語が入ってない」「指示語の内容をはっきり」と言った具合に。記述の基本は「誰が読んでも分かるように、初めての人が読むことを想定する」なので地道に細かいところまで指導中。生徒にとっては大変だろうが、めげずについてきてくれると必ず大きく成長する事は保証する。
2016/12/08 12:33
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