めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
定期テスト
先週から来週にかけて中学1、2年生は中間テスト、3年生は後期期末テストが実施される。どの生徒も必死で教科書内容にそったワーク類を解いて試験に臨むのだが、結果が出るタイプと出ないタイプがいる。その差は・・・?一言で言うと教科書に掲載されている作品を細部まできちんと理解しているかに尽きる。ワークを解いただけでは「理解したつもり」で終わっていることがある。反復が大切だ!とばかりにワークを2、3回解いたところで下手すると視覚で答えを覚えてしまっていることになりかねない。ではどうすればよいか?ワーク1回目は普通に解いてみる。そして2回目以降は選択肢の問題などは、選択肢部分をすべて隠して口頭で答えられるかどうかを確認する。口頭の場合は合っているかどうかを確認しづらいのでノートに書いてみるのも良いやり方と言える。例えば「敦盛の最期」で、問「直実はなぜ敦盛の首をとりたくなかったか?正しいものを次から二つ選べ」とあったら、選択肢をすべて隠し「敦盛が自分の息子と同じぐらいの年齢だったから」「敵一人の首をとったところで戦の勝敗には関係ないと思ったから」と口頭でスラスラと言える、あるいは書けるようになるまで演習する。ここまでして初めて自信をもって試験に臨むことができ、結果も伴うだろう。また、本文の内容に合うように空欄を埋めるといった問題は、答えは短い単語にすぎないが、実は空欄部分を含む文章全体が大切!空欄に入るべき単語だけ覚えていても文章の内容が頭に入っていなければ理解したとは言えない。
2016/12/03 03:18
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