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小さな国語塾のつぶやき

指導法

テストの答えは一つだけだが、教え方には正解がない!正攻法で教えても全く反応がない場合は、いわゆる邪道と言われる方法を試すなどして、究極は生徒たちが「分かった」と思えるよう日々努力中。さて、自分自身は幼いころから漢字が大好きで、偏やつくりを見て意味を想像し覚えていったものだが・・・。そういう正攻法で漢字を覚える人ばかりとは限らない。もしかすると身近な人の名前に使われているということがきっかけで覚えるかもしれない。例えば平家物語に「錦(にしき)」という新出漢字があるが、やはりと言うべきか大半の生徒が「綿(めん、わた)」と無意識に書いて、自己採点で○を付けている。「錦」とは「金銀の糸を用いて織った絹織物」➡「糸」ではなく「金」と一応説明はするが、そもそも金糸、銀糸になじみがない生徒達。取り合えず「ラメの糸!」などと言うと微妙な反応・・・・。究極は「テニスの錦織圭(にしこりけい)選手の『錦(にし)』」と言う方が記憶に定着させやすい。また、江戸時代の「元禄文化(げんろくぶんか)」を半数以上が「元緑」「元録」と間違える。これについては「禄」➡「神の恵み、有難いことという意味が込められている、だから『神』と同じ『ネ(しめすへん)』が用いられるのであって、決して緑(みどり)ではない」と強調しているが・・・・。どの程度伝わっているか、かなり怪しい(苦笑)。要するに勉強法は「一つだけ正解」ではないので、自分に合った勉強法、さらには指導者を見つける事が大切。逆に教える立場としては一人一人にあった指導法を常に研究する必要あり。

 

 

2016/11/30 02:41

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