めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
鬼
最近「鬼」づいている。10日ほど前に生徒から「鬼に金棒ですね!」と褒められ、先週から右目が結膜下出血でまるでバンパイヤ(吸血鬼)状態!友人には冗談で「若い子の生き血を吸ってこうなった・・・・」などと言っているが。生徒からはメガネ姿が超不評・・・そこで、ふざけて鬼の御面をかぶってみせると「先生、顔が優しくなった・・・」と言われる始末。さて、実は自分の中では「鬼」というものに対してのイメージは決して悪いわけではない。むろん節分に「鬼は外」と嫌われたり、昔話では「恐れられるもの」として書かれているが、「魂」という漢字は「云う(言う)」+「鬼」、つまり目には見えない人間の生命、本質を表す魂は「鬼が言う」という作りになっている。実は「鬼」は誰の心の中に存在するもので、ある意味「神」に近い?といった解釈をしている。むろん解釈は人それぞれだが、漢字を見てイメージを膨らませるのが好きで・・・先日、書道家に「鬼に金棒」を書いてほしいとリクエストしたところ、まさにピッタリの素晴らしい書体で表現して下さった。まるで心を見透かされたような気分で、嬉しいやらびっくりするやら。しかも、北海道在住ということを知って下さり登別温泉の「鬼」をイメージして下さるという茶目っ気さも。ただただ感謝である。
2016/11/29 02:16
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