めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
勤労感謝の日
昨日11月23日は「勤労感謝の日」で祝日。戦前は「新嘗祭」〔にいなめさい/しんじょうさい〕で農作物の恵みを感謝する日だったが、戦後(1948年)「勤労感謝の日」に定められた。「労働」とは本来「農業に従事して生産を行うもの」だけを言うのではなく、今日のサービス産業なども含めた幅広い意味を持つことから「新嘗祭の日」という考えは却下され現在の「勤労感謝の日」が制定された。とはいえ、新嘗祭の名残からか農業王国の十勝ではあちこちで「収穫祭」(野菜直売所などでイベント)が行われ盛況だったようだ。さて、月に一度のレギュラー出演させていただいているラジオ番組、担当者のM様は収穫祭の取材で不在とのことで昨日はI様が担当して下さった。番組が始まる前は少々ドキドキだったが、笑顔が素敵で穏やかな語り口のI様!M様からきちんと番組内容を引き継いで下さっていたようで、本当に本当に楽しく「冬の諺、慣用句」についてのトーク。素晴らしい「場」「チャンス」を提供して下さった方々へはただただ感謝である。日頃は「勤労」に対する感謝を忘れがちだが、「勤労感謝の日」があると改めて「勤労」について考え、感じ、自然に有難い気持ちが湧いてくる。戦後はGHQの方針に基づき「勤労感謝の日」と改められ、元々の「収穫に対しての感謝」ではなく「勤労に対する感謝」に意味が変わってしまった・・・と残念がる人もいるだろうが、自分自身としては 素晴らしいネーミングの祝日だと思う。と同時に今月はお目にかかれなかったが、来月には担当者のM様にお会いするのが今から楽しみである。
2016/11/24 11:17
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