めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
鬼に金棒
「鬼に金棒(おににかなぼう)」という諺がある。【意味】鬼に金棒とは、強いものが何かを得て、さらに強くなることのたとえ。さて、某生徒が工業専門学校の「スマートメカニクスコース」に興味を持ち、推薦を受けてみようとのことで推薦書を持参。一緒に推薦書の自己アピールなどの下書きを考えていたところ、「おおっ!素晴らしい!自分一人だけだったらこんなに素晴らしい文章を思いつかないよ。」と謙遜発言。「そんなことないよ。だって君の考えや気持ちを聞いたうえで、それらをちょっとカッコよく表現してみたら?とアドヴァイスしただけだよ。」と言うと「おおっ、自分と先生はまさに『鬼に金棒』ですね。」と嬉しい発言。(見た目やキャラクターからすると自分が鬼で生徒が頑丈な金棒かあ・・・)と思っていたところ「あ、先生が鬼ですよ(優れているから)僕は金棒です(サポート係)!」とまたまた生徒の嬉しい発言。ちなみに、スマートメカニクスコースというのは既存の機械工学科と情報工学科を融合した学科だとか。好奇心旺盛で頑張り屋さんの生徒にはピッタリのコースで機械分野と情報工学分野の両方を身につけることが出来たならば、まさに彼こそ「鬼に金棒」になるだろうと今から楽しみである。一つの得意分野や特性を生かしつつ、プラスアルファ、様々な勉強をして知識や経験を増やし、太くて頑丈な金棒を持つことが出来る、さらには金棒の数が増える。同じ鬼でも「餓鬼に芋殻(がきにいもがら)」にならないよう自戒をこめつつ、皆の金棒を増やせるよう応援したい。
2016/11/18 12:32
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