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小さな国語塾のつぶやき

普通の事

生徒に対しての口癖の一つに「普通に!普通に!考えすぎないで!」がある。「個性」や「オンリーワン」が尊ばれつつある今日この頃だが、国語の問題文を解くときには「一般的な」「普通」を意識することが大事。この「一般的な」「普通」というのは、例えば日常生活において「食事の前に手を洗う」「トイレから出る時には手を洗う」といったレベルのこと。つまり、訓練して慣れてしまえば当たり前のように行うことが出来るであろう内容。意外と「○○と同じ内容が書かれている一文を探し、最初の5文字を書く」「30文字で抜き出す」という問に対して、○○と同じ内容の部分そのものを抜き出してしまう間違いや、抜き出す時に無意識に漢字を平仮名にしてしまったり、逆に平仮名を漢字にしてしまったりというミスが多い。国語が得意だったり、こういった問題になれている人からすると「当たり前」のことで間違えてるように思えるミスだが、小中学生には多くある間違い。では、どうすればいいか?「何を聞かれているか」をきちんと把握し、言われたことをきちんと行う!という意識を持つこと。そして、ミスをしてしまったら、そのことを自覚、理解し似たようなパターンの問題を反復練習する必要がある。先に書いた「食事前、トイレを済ませた後の手洗い」についてはある程度の年齢になったら「普通に」「当たり前」のように行っているが、幼い頃は「ついうっかり・・・」ということは誰にでも経験があるだろう。言い換えると、日常生活における「当たり前」のことが出来る、素直に人の話を聞けるタイプは必ず国語が出来るようになる可能性有り。

2016/10/23 02:05

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