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小さな国語塾のつぶやき

古典の勉強法

古典では「単語」「時代背景」「有名な話」が大切だと昨日書いたが、中でも一番「単語」が重要。いつも書いているように古典、特に古文は日本語表記にはなっているものの、ほとんど外国語と同じだから。英語だと皆必死で単語を覚えるが、意外と古文となると手薄になってしまう。日本語だから・・・という意識が影響しているのかもしれない。さて、英語の長文を読むときにすべての文を頭の中で完璧な日本語に翻訳して読んでいる人が一体どれぐらいいるだろうか?おそらくほとんどいない、というよりもいちいち日本語に訳していたら時間オーバー。He  plays soccer  after  school   in  the  park.という文があった場合、パッと見て「彼、する サッカー 放課後 公園」だだけで十分意味が取れるのでそのまま次の文へスルーしているはず。でも、もしも単語が分からなかったらそこで止まってしまいお手上げ。上記のような簡単な文ならば多少、単語の意味が分からなくても予測はできるが。古文は主語が省略されていたり、一文が長いため難易度は上がるが意味を選ぶ四択などは単語を知っているだけでアッという間に正解にたどり着く。先日の中学3年生の問題で、正しい意味を選ぶ問に「~したい」という選択肢があったが、傍線部の文中には「~まほし(口語訳 ~したい)」がないので自動的に×。「~できない」という選択肢も本文中に否定の「ざ行、ぬ」がないのでこれも自動的に×。最後は2択になりそこからは前後の文脈から考えることになったが、かなり選択肢が絞られてスマートに。古文はどこから手を付けていいか分からない時はまずは「単語」、中学生にとって必要な最低限の決まり(☜こればかりは専門家に聞くのが一番)から。

2016/10/21 10:59

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